TOWA Mini Clinic Series 監修 子供のてんかんについて 名古屋大学大学病院医学系研究科・医学部医学科 障害児(者)医療学寄付講座 特任教授 夏目 淳 先生 2020年3月作成

  • どんな病気?
  • どんな治療?
  • どんな
    ライフスタイル?
  • 麻雀 コツがおきたときは
    どんな対応?
  • 学校(保育園・幼稚園)
    とは どんな連携?
  • どんな病気?

    麻雀 コツが繰り返しておこる病気です。

    麻雀 コツは、脳の神経細胞の電気活動が一時的に乱れることによっててんかん麻雀 コツが繰り返しておこる脳の慢性的な疾患です。どのような年齢、性別、人種の方でも幅広くてんかん麻雀 コツが始まることがあります。
    てんかんは「焦点てんかん」と「全般てんかん」に大きく分けられます。焦点てんかんは、脳の一部分で麻雀 コツがおき、全般てんかんは脳全体で麻雀 コツがおきるものです(下図)。麻雀 コツの症状は、数秒間ぼーっとする、手足がこわばる、けいれんをおこす、全身の力が抜ける、意識を失う、などさまざまです。

    麻雀 コツ

    麻雀 コツはごくありふれた病気です。

    麻雀 コツは、乳児から高齢者まで誰でもかかる可能性のある病気です。人口の約1%の方にみられ、日本国内では約100万人の麻雀 コツ患者さんがいるといわれています。

    ● 子どもの麻雀 コツの特徴

    乳児早期のてんかんは、先天的な脳の損傷など、脳の病変が原因である場合が多くみられます。幼児期~学童期では、脳に病変がない素因性(体質によるもの)のてんかんのほうが多く、適切な診断・治療によって、成人になるまでに多くの人で麻雀 コツがみられなくなるというのも子どものてんかんの特徴です。

  • どんな治療?

    麻雀 コツを予防・軽減するための薬物療法が基本となります。

    麻雀 コツ
    てんかんの治療では、麻雀 コツをうまく予防・軽減し、患者さんが自分らしい生活を送れるようにすることを目指します。てんかんの麻雀 コツを予防・軽減する薬を抗てんかん薬と呼び、抗てんかん薬によって脳の電気活動を整える薬物療法が基本です。
    毎日きちんと薬を飲むことで、約70% の人が麻雀 コツを十分予防・軽減できます。症状をやわらげ、麻雀 コツの回数を減らすこともできます。
    薬には、錠剤、シロップ剤などがあり、子どもでも飲みやすい剤形を選べる場合もあります。主治医に相談してみましょう。
    麻雀 コツ

    薬が効きにくい場合には外科治療も検討されます。

    薬物療法で麻雀 コツが予防・軽減できない場合は、外科手術など、別の方法も検討されます。
    子どもの場合、外科手術の結果が成人より良いと報告されていることから、比較的早い時期に外科手術を考慮することがあります。

    麻雀 コツのタイプに合った薬を使います。

    抗てんかん薬には20 種類以上があり、てんかん麻雀 コツのタイプによって使い分けられています。主治医は患者さんの麻雀 コツタイプを診断し、以下のポイントも考慮しながら、患者さんそれぞれに合った抗てんかん薬を選んでいきます。

    麻雀 コツ
    主治医は、患者さんの状態をみながら、副作用を抑えて麻雀 コツを予防・軽減できる抗てんかん薬の投与量を調整していきます。麻雀 コツの頻度やタイプを考慮し、家族と相談しながら、薬を減量・中止するタイミングを検討していきます。
    自己判断で薬をやめるのは避け、主治医と相談して決めていきましょう。
  • どんなライフスタイル?

    規則正しい生活を心がけましょう。

    睡眠不足は麻雀 コツを増やす要因となります。睡眠が十分にとれていないと疲労が蓄積し、麻雀 コツをさらに誘発するという悪循環になります。睡眠時間をたっぷりとりましょう。早寝・早起きで生活のリズムをつくり、規則正しい生活を心がけましょう。
    学童期のクラス替え、学校行事・試験・進学の前後など、ストレスや疲労が心配な時期は、特に気をつけるようにしましょう。

    食事も規則正しい生活の基本です。1日3食、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。寝る直前の食事、コーヒーなどのカフェイン飲料の摂取は、睡眠の質を低下させるのでやめましょう。

    入浴時の麻雀 コツには特に注意しましょう。

    入浴時の麻雀 コツは、おぼれるなどの生命にかかわる重大な事故につながるリスクがあります。入浴時の溺水事故は、てんかんの子どもの患者さんでも報告されています。十分に注意しましょう。

    • なるべく誰かと一緒に入浴する
    • 1人で入るときは入浴中に声をかける
    • 湯船のお湯の量を少なくする
    • 浴室の鍵はかけない
    • 体調が不安なときはシャワーだけにする

    テレビ、パソコン、ゲームなどは
    部屋の明かりをつけて画面から距離を取って。

    テレビ、パソコン、ゲームなどの強い光刺激は、麻雀 コツを引きおこす可能性があります。長時間の視聴や使用は避けましょう。
    テレビは明るい部屋で、画面からなるべく離れて見るようにしましょう。パソコンやゲームは、1日の使用時間を決めるなどして、強い光刺激を受けすぎないようにしましょう。特に寝る前は、睡眠に影響を及ぼすのでやめましょう。
  • 麻雀 コツがおきたときは
    どんな対応?

    お子さんに麻雀 コツがおきても落ち着いて、周囲が安全か確認をしましょう。

    まずは冷静に。周囲の安全を確認しましょう。麻雀 コツは短時間で終わることが多いので、落ち着いて見守りましょう。

    • 危険な場所から移動させる(階段、道路など)
    • 危険物(ストーブ、刃物、家具など)を遠ざける
    • 食事中であれば、熱い飲み物などを遠ざける
    • 転倒しそうな場合は座らせる、寝かせる
    • 衣服をゆるめる(首まわり、腹部)
    • 意識が回復するまで見守る

    嘔吐した場合、吐物で喉を詰まらせてしまうことがあるので、麻雀 コツが落ち着いたら顔を横に向けてあげましょう。

    してはいけない行為

    • 口にタオルや箸をかませる
    • 意識を失った状態で薬・冷水を飲ませる
    • 食事中の麻雀 コツで、口の中から食物を出そうとする

    いずれも、嘔吐や窒息、誤嚥を誘引する恐れがあります。

    救急車を呼ぶとき

    • 5分以上たっても麻雀 コツがおさまらない
    • 麻雀 コツが断続的に何度もおこる
    • けいれん麻雀 コツ以外の病気が考えられる(脳梗塞など)
    • 家族で対応できない

    麻雀 コツ時の対応は、あらかじめ主治医に確認しておきましょう。

    安全が確保でき、対応可能であれば、麻雀 コツの様子を撮影しましょう。

    麻雀 コツの様子がわかる動画は診断・治療に役立ちます。
    患者さんの安全が確保でき、対応可能であれば、家族や周囲の方がスマートフォンや携帯電話で撮影してみてください。診察時に主治医に動画記録を見てもらいましょう。
    ただし、動画撮影は麻雀 コツの途中からになると思います。麻雀 コツ初期の状況も診療に役立つ情報になりますので、何をしていたときどのように麻雀 コツが始まったのかをメモ書きなどで記録しておきましょう。
    同じように、動画撮影自体が難しい場合も、麻雀 コツの様子を観察し、記録しておきましょう。

    麻雀 コツのない子どもと同じように育てましょう

    てんかん麻雀 コツに注意することは大事ですが、本人の成長や日々の生活もとても大事です。子どもは日々成長していきます。本人の能力を伸ばしてあげられるよう、てんかんのない子どもとできるだけ同じように育てていくことが大切です。
    行動を過剰に制限せず、本人がなるべく多くのことを経験し、日常生活を自分らしく過ごせるように、周囲が見守っていきましょう。
  • 学校(保育園・幼稚園)とは
    どんな連携?

    麻雀 コツの症状や麻雀 コツ時の対応などについて、あらかじめ伝えておきましょう。

    てんかんの正しい知識は、まだ十分に普及しているとはいえません。学校(保育園・幼稚園)側に病気のことを伝え、理解を深めてもらうことがまず大切です。特に麻雀 コツ時の対応について、あらかじめよく相談しておきましょう。

    伝えておきたいこと

    • お子さんの麻雀 コツの特徴
    • 服薬している薬
    • 麻雀 コツ時の様子、頻度、対応法

    学校(保育園・幼稚園)や主治医と相談しつつ、
    行事にも参加していきましょう。

    学校行事は子どもの成長の大切な機会です。麻雀 コツがおきたときの対応が難しい場合を除き、積極的に参加することが推奨されています。参加にあたっては、麻雀 コツ時の対応などにつき、学校側と事前によく話し合っておきましょう。宿泊先などでの麻雀 コツに備えて、診療情報提供書を主治医に書いてもらうと安心でしょう。

    注意点

    • 薬を飲み忘れないようにする
    • 薬を多めに持っていく
    • 過密スケジュールは避ける
    • 睡眠時間を十分にとる

    基本的にほとんどの運動は普通に行うことができます。

    麻雀 コツによって生命に危険を及ぼすもの(ロッククライミング、スキューバダイビングなど)を除き、基本的にほとんどの運動を行うことができます。麻雀 コツの種類、患者さんの状態にもよりますので、主治医に相談し、指示を仰ぎましょう。
    また、運動に参加する場合は、以下の点に注意しましょう。

    運動時に気をつけたいこと

    • 見守る人、介護できる人が近くにいる
    • 猛暑日などからだへの負担が大きいときは避ける
    • 流れの速い川や海は避ける
    • 無理をしない、長時間しない
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